こんにちは、閲覧ありがとうございます。
前回の記事で、Adobeソフトの導入方法を解説しました。
今回は動画編集に必須であるソフト、Premiere Proの基礎的な説明から、読み込み→書き出しまでの流れを紹介したいと思います。
記事を読みながら同じように進めていけるよう、画像を多めにしてみたので、是非読んでみてください。
Adobe Premiere Proをインストールしていない方はこちらから読んでみてください。
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Premiere Proの始め方と画面説明
Premiere Proの使用方法の説明に入る前に、プロジェクトの開き方と画面の大まかな説明を先にしておきます。
プロジェクトの作成
Premiere Proを開くと、このような画面が出てくると思います。
最初はチュートリアル等出てくるかもしれませんが、必要だと思ったら見る感じで大丈夫です。
初めて開く場合は、以前使用したプロジェクトファイルもないはずなので、〔新規プロジェクト〕をクリックしてプロジェクトを作成しましょう。
新規プロジェクトをクリックすると、この画面になります。これから作成するプロジェクトファイルの基本設定をしてくださいね、というようなイメージで大丈夫です。
ここで作成するプロジェクトファイルに名前をつけることができるので、名前欄に打ち込んでみてください。基本なんでもOKですが、案件受注する際の準備として、クライアント側から見てもどの動画を編集したものかが一目でわかるような名前にしておくと良いでしょう。
〔場所〕はデスクトップやユーザーファイルなど、プロジェクトが保存される場所を指します。〔参照〕をクリックして保存する場所を変更することができるので、好きな場所に設定してください。
自分もよくありがちなのですが、編集を重ねるにつれプロジェクトファイルの数がどんどん増えていくので、名前や保存場所をしっかり設定していないと
「あの編集どのプロジェクトファイルでやったっけ…どこ行った…?」
のような状況に陥りやすいので、普段からわかりやすいような名前と自分なりの管理方法を作ってみると良いと思います。
画面下の細かい設定等は特に変更せず、デフォルトで大丈夫です。
右下の〔OK〕をクリックして次に進みましょう。
ワークスペース
画面が切り替わりこのようになったかと思います。
恐らくこの配置がデフォルトだと思っていますが、人によっては〔プログラム〕や〔シーケンス〕など(パネルと言います)が別の配置になっていて、こちらで説明している画面と異なるかもしれませんので、適宜自分の画面と照らし合わせて読んでみてください。
見た目と役割が複雑でややこしいので、いくつかに分割して説明していきます。
まずは左上のパネルから。
・ソース:編集素材(メディア等)をプロジェクトにインポート(読み込み)したものをダブルクリックすることでプレビューが表示される場所です。下のコマンドから動画のトリミングなどができます。
・エフェクト:動画に対して施すことができるエフェクトが格納されている場所です。動画の明るさや色合いを変更したり、動画と動画の間に良い感じのトランジションを挿入したりと行った感じで、たくさんのエフェクトをかけることができます。
・エフェクトコントロール:動画の大きさや位置を変更したり、〔エフェクト〕から使用したエフェクトをより細かく設定することができます。
次に右上のパネルです。
プログラムモニターは、後ほど説明する〔タイムライン〕パネルに並べられた動画クリップを再生する画面です。
今はタイムラインに何もない状態なので、プログラムモニターにも何も表示されていません。
左下のパネルです。
画面中央に「メディアを読み込んで開始します。」とあるように、このプロジェクトパネルに編集素材をインポートして編集を開始していきます。
画面左下のコマンドをクリックすることで、プロジェクト内にインポートされているメディアの表示形式を変更することができます。
画面右下から、インポートした素材をまとめることができるフォルダ(ビンと呼ばれます)を作成したり、プロジェクトパネル内を検索したりすることが可能です。
最後に右下のパネルです。3分割されていますが、そのままいきます。
・ツールパネル(左):タイムラインに並べたメディアクリップに変更を加えることができるツールが表示されています。それぞれショートカットキーが割り当てられており、ツールを切り替えながら編集作業を行っていきます。
・タイムライン(中央):プロジェクトパネルに読み込んだ素材をこのパネルにドラッグして編集を進めていきます。エフェクトなどもこのパネル上のクリップにドラッグすることで使用が可能です。
・オーディオメーター(右):再生されているクリップの音量を表示する場所です。数値ではなく、緑〜赤色のバーで表示されます。
ワークスペースの説明は以上です。
最初はわかりにくいと思いますが、やっているうちに段々理解できるようになるので、上記の内容が完全に理解できなくても全然大丈夫です。
カスタマイズ方法
先ほど紹介したワークスペースの配置はデフォルトなのですが、好みに応じてそれぞれ変更することが可能です。
パネル変更の細かい説明はこちらのサイトがわかりやすいので深くは説明しませんが、難しい場合は既に用意されているパターンから選択することもできます。
画面の一番上に、このようなパネルがあると思います。
現在こちらの画面では〔すべてのパネル〕が選択されていますが、学習やアセンブリなどを選択するとパネル配置がガラ〜っと変わります。
自分でカスタマイズするのが難しい場合はこちらから選んでみるのも良いでしょう。
参考までに自分が使用しているワークスペースを紹介しておきます。
個人的にはタイムラインが広い方がやりやすいので、ツールパネルやプロジェクトパネルを移動させてタイムラインの大きく見せています。
良かったら同じように設定してみてください。
メディア読み込み〜書き出し
次に、実際にどのような流れで編集しているかを概要だけ説明します。
編集素材のインポート
まずは編集する動画をインポートします。
プロジェクトパネル上をダブルクリックすると、Finderが開くので(Windowsの場合はコンピュータ?使用したことがないので間違っていたらすみません…)編集したい動画を選択して〔読み込み〕をクリックします。
こんな感じになっていたらOKです。
画像やBGM・SEなどを挿入したい場合も、こちらのプロジェクトパネルから同様にインポートする形になります。
タイムラインにドロップ
インポートした素材を使用して編集するために、動画や画像などをタイムライン上にドラッグ&ドロップします。
ドロップが完了すると、このような画面になります。
動画がタイムラインに並べられたことによって、右上のプログラムモニターに動画が表示されたことが確認できると思います。
ここからプログラムモニターを見ながら適宜編集を加えていき、動画を作成していく形になります。
書き出し(エンコード)方法
編集が完了したら、完成した動画を書き出して終了です。
〔ファイル〕から〔書き出し〕にカーソルを合わせ、〔メディア〕をクリックします。([command+m]でショートカット可能)
すると書き出し設定の画面が出てくると思います。
設定に関しては全て網羅すると日時が変わるので、少しだけ触れておきます。
・形式:mp4.やMOV.など、書き出しファイルの形式を設定することができます。mp4.ファイルの場合はH.264、MOV.の場合はQuickTimeを選択するとそれぞれの形式で書き出しが可能です。
・プリセット:YouTubeやTwitterなど、動画をアップしたい媒体に応じて変更することができます。
・出力名:書き出す動画の名前の変更ができます。クリックすることで、保存先も自由に設定することができます。
・〜に書き出し:基本両方チェックで大丈夫です。どちらかのみチェックを入れると、映像か音声のみの動画になります。
・予測ファイルサイズ:この動画を書き出した際のおおよそのサイズが記載されています。基本的にはサイズが大きくなるにつれ、書き出しに要する時間が長くなります。
設定が完了したら〔書き出し〕をクリックしてエンコードします。
〔「ファイル名」をエンコード中〕と出てくるので、100%になったら書き出し完了です。
大体こんな感じで一連の編集作業を進めていく形になります。
Premiere Proは慣れるまでが少し大変ですが、使いこなせると高度な編集も楽にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
この記事の内容をまとめると
・ワークスペースにはいくつかのパネルがあり、それぞれ役割がある
・ワークスペースはカスタマイズ可能
・読み込み→編集→書き出し
・Premiere Proは難しいけどとにかくスゴオイ
になります。
わからないことがあればTwitterでDMいただければ対応できますので、お気軽にご連絡ください。
今回までは、編集を行うための準備として主に環境構築について紹介してきましたが、次回からは技術編に入っていきます。
次回は、Premiere Proを使って動画をカットする方法を紹介します。